世界脳週間2024 東北大学サイエンスカフェ・合同研究室ツアー

日 時 2025年3月20日(木)13:00~15:30
会 場 東北大学・片平キャンパス・
生命科学プロジェクト総合研究棟
対 象 中高生、一般向け
主 催 NPO法人脳の世紀推進会議、東北大学大学院生命科学研究科
代表者 竹内 秀明
問い合せ 東北大学大学院生命科学研究科 脳生命統御科学専攻 神経ネットワーク講座
教授 竹内 秀明
TEL:022-217-6218
hideaki.takeuchi.a8[at]tohoku.ac.jp
詳 細 https://sites.google.com/view/braincentury2024/

開催趣旨

東北大学大学院生命科学研究科サイエンスカフェの一環として「合同研究室ツアー」を企画した。本企画は、様々な生物を対象とした世界最先端の神経科学研究に触れる機会を提供することを目的としている。研究科内の各研究室では、第一線で活躍する教員が研究内容を紹介し、参加者との交流時間を設けた。このことにより、一般参加者が最新の研究直接触れ、研究者との対話を通じて科学の魅力を体験する場となった。特に中・高校生が参加しやすい時期を選び、東北大学での大学生活や研究生活に関する質疑応答の時間を別途設け、将来、研究者としての進路選択に資する情報提供を行った。また、ご家族での参加も歓迎し、幅広い年齢層に科学の魅力を伝える機会となった。

多様な動物を対象にした世界最先端の神経科学の魅力を体験しよう

  • コトリの「ことば」を介したコミュニケーションの神経機構(安部健太郎教授:脳機能発達分野)
  • マウスの記憶学習の神経機構(大原慎也准教授)
  • ハエとクラゲの神経科学(谷本拓教授)
  • メダカにおける視覚シグナルを介した繁殖行動の神経機構(竹内秀明教授)

参加者多数(70名)のため、A・B・C・Dの4班に分かれてラボ見学を行った。各班の内訳は以下の通り。

  • A班:一般(大人)
  • B班:中高生
  • C班:小学生を含む家族連れ
  • D班:小学生を含む家族連れ
13:00~13:30 ラボ紹介と班分け(生命科学プロジェクト総合研究棟 1F講義室)
13:35~13:50 ラボ訪問①
13:55~14:10 ラボ訪問②
14:15~14:30 ラボ訪問③
14:35~14:50 ラボ訪問④
14:55~15:30 A・C・D班 → 104 講義室 全体ディスカッション・質疑応答 B班 → 106 号室 進路相談

参加者数

70名

イベントの概要

本イベントでは第一線の研究者が直接研究内容を紹介し、参加者との交流の場を設けた。30分ごとに4研究室を順次見学し、安部教授のコトリのコミュニケーション、大原准教授のマウスの記憶学習、谷本教授のハエ・クラゲ研究、竹内教授のメダカの繁殖行動に関する最新の神経科学研究に触れる機会を提供した。また、ツアー後には中高生を対象に大学院生による大学・研究生活についての質疑応答の時間を設け、科学の魅力を体験できる貴重な機会となった。

参加者の反応

参加者からは「生きた研究現場を見られて貴重だった」「多様な生物を用いた研究手法に驚いた」という感想が多く寄せられた。「ハエでそんなに色々なことがわかるんだとビックリした」「実際の動物飼育や顕微鏡で海馬の形を見ることができて嬉しかった」など具体的な体験への言及も多かった。中高生からは「将来この大学に入りたい」「夢が広がった」という声があり、保護者からは「子供の進路は『知りたい!』という気持ちを大切に見守りたい」との感想もあった。一方で「最初の段階でもう少し詳しく教えていただけると嬉しかった」という改善点も指摘された。総じて「神経科学に対する理解が深まった」「地元に東北大学があって幸せ」と好評だった。

アンケート集計

サイエンスカフェの感想をお聞かせください

  • 楽しかったです。将来この大学に入りたいと思いました。
  • とても楽しく勉強になりました。そしてとても貴重な体験になりました。ありがとうございました。娘の夢が広がりました。
  • とても楽しかったです。説明も質問したら丁寧に答えてくださって興味深かったです。私はあまり知識がないので、最初の段階でもう少し詳しく教えていただけると嬉しかったです。
  • 普段行けない場所に行き、先生の話を聞くことができて刺激的でした。東北大学に対する理解が深まりました。
  • 直接お話が聞けて、いろいろ詳しく分かって良かったです。
  • 実際の動物飼育の様子や、顕微鏡で海馬などの形を見ることができて嬉しかったです。特にメダカの実験室が面白かったです。
  • 知らなかった事を沢山知ることができて、非常に楽しかったです。
  • ハエでそんなに色々なことがわかるんだとビックリしました。研究器具や映像を実際に見ることがないのでとても興味深かったです。
  • 様々な研究の実験装置を拝見できて大変有意義であった。
  • いろいろな実験室が見れて面白かったです。また、直接質問することもできて非常に有意義な時間でした。
  • 面白かったです。生物や脳と一括りにいっても研究によって全く違う内容で、自分の知らない世界がまだまだたくさんあるのだと感じました。
  • サイエンスキャンパスなどには行かせていただいていたのですが、実際に研究室に入ることなどはなかなかなく、貴重な体験だったので、とても満足しました。ありがとうございました。
  • 今まで知らなかった生物の世界について、とても興味深いことが知れて面白かったです。
  • 丁寧な説明で分かりやすかったです。
  • 鳥やメダカなど多種多様な動物の脳や神経について学べてよかったです。鳥に関しても1種類ではなく何種類もの鳥を研究しててすごく良いなと思いました。今度は農学部に関するキャンパスもつくってほしいです。
  • とても興味深い内容でした。質問にも丁寧にこたえていただけてよかったです。
  • どんな研究をどのようなところでされているのか興味があったので、直接お話を聞いたり、見せていただいたりできてとても有意義な時間でした。本やネットなどで読んだり見たりするのと、実際に現場でお話を聞くのでは大きく違いがありました。素人はテレビ等で研究成果を知りますが、そこに至るまでにたくさんの実験とそのための細かい作業・準備があることも分かりました。地道な作業も楽しんで行えるのは、「知りたい!」という強い気持ちがあるからなのかなと感じました。子供の進路はその気持ちを大切に見つけられるよう、親として見守りたいです。地元に東北大学があって幸せだと思いました。ありがとうございました。

次回に向けて改善点ががございましたらご記入ください。

  • とくに無いです。丁寧で円滑で分かりやすかったです。
  • 関連する他の研究室も、じっくりと見れるとより勉強になるとおもいました。
  • 大変貴重な経験をありがとうございます。是非、頻繁に開催していただきたいです。
  • 体験する企画があると理想的です。
  • またぜひ開催してほしいです。
  • もう少し時間が欲しいです。
  • 進路相談の時間をもう少し長く取っていただけるとありがたかったです。
  • 特にありません。進路相談にも快く乗ってくださり、ありがとうございました。
  • 休日にありがとうございました。可能であれば猿の研究も聞いてみたかったです。
  • 鳥だったら実際に鳥を見せたら良いと思いました。

開催者の総括

本イベントでは第一線の研究者による多様な生物(鳥類、マウス、ハエ、クラゲ、メダカ)の神経科学研究の紹介を通じて、参加者に「脳を知る」機会を提供した。特に若年層への科学啓発という点で、参加した中高生から「将来の研究者への夢を考える上で役立った」との声が多く、次世代の神経科学者育成「脳を育む」活動としても成果があった。脳研究の多様性と人工操作手法について説明し、「脳を創る」研究の一端も紹介できた。初学者からの「基礎知識の解説充実」という課題は残ったが、国際的な脳科学啓発活動の一環として有意義な取り組みとなった。