世界脳週間2024 せいりけん市民講座

日 時 2024年7月20日(土)13:00 ~ 15:00
開催場所 岡崎コンファレンスセンター 大隅ホール
主 催 生理学研究所、岡崎市保健所・NPO法人脳の世紀推進会議
代表者 西尾亜希子
後 援 総合研究大学院大学
定 員 150人【入場自由・当日先着順】
  • 当日、会場に直接おこしください。
  • 小学生は保護者同伴でおこしください。
    定員を超えた場合は、入場をお断りすることがあります。
対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)

開催趣旨

脳は、人間にとって非常に重要で自分の体の一部であるにも関わらず、普段は気にせず、直接見ることもなかなか無いため、脳や生理学について学ぶ機会は多くない。そこで一般の方々に生理学や脳のしくみを身近に感じてもらうため、毎年7月頃に、岡崎市保健所や近隣の高校と連携し、市民向け講座を行っている。今年度は、「体験」できる講演をテーマとし、講演に体験を盛り込んで、より積極的な学びの機会を提供した。

体は電気で動いてる?!~運動をコントロールする脳のしくみ~

13:00~14:00 講演
「体は電気で動いてる?!~運動をコントロールする脳のしくみ~」
講演者:知見聡美 助教 (生理学研究所 多階層生理機能解析室)
場所:岡崎コンファレンスセンター 大隅ホール
14:00~15:30 ワークショップ開催
■ 岡崎高校・岡崎北高校の生徒さんたちによるワークショップ
■ 生理学研究所と大学院生(総合研究大学院大学)によるブース展示

参加者数

195名

イベントの概要

生理学研究所の知見助教が講演を行い、参加者が体験できるデモ(筋電の表示、ダーツとプリズム眼鏡を用いた運動学習のデモ)を講演に盛り込んだ。また、講演中に体験できる人数が限られるため、講演後にブース展示も行った。講演後には、他にも高校生による科学工作ワークショップや、生理学研究所と国立天文台の大学院生(総合研究大学院大学)によるブース展示を行い、参加者の幅広い科学的興味に応えた。

▲ ブース展示
▲ 高校生による科学工作ワークショップ

参加者の反応

参加者のうち、約8割からアンケートの回答を得た。アンケート回答者のうち、参加者の年齢層は、50%以上が10歳代以下という若年層であり、次いで多いのが40歳代であった。また満足度に関する回答では、講演については約85%が「大変良い」「良い」と回答しており、ワークショップやブース展示は95%が「大変良い」「良い」と回答していたことから、大変満足度の高いイベントであったといえる。

開催者の総括

講演に体験を盛り込んだこと、また講演中に行ったデモと同じ体験が講演後も可能であったことは、参加者から非常に好評であった。毎年非常に人気の市民講座であるが、アンケートを見ても今年は一段と満足度が高かったことが分かる。ほとんどの参加者が、講演後のワークショップとブース展示にも参加したことは大変嬉しいことだが、反面、待ち時間が長く行列が出来てしまった点は今後の検討課題である。