世界脳週間2025 第41回せいりけん市民講座

日 時 2025年8月2日(土)13:00 ~ 15:00
開催場所 岡崎コンファレンスセンター 大隅ホール
〒444-0864 岡崎市明大寺町字伝馬8-1
講 師 榎木亮介(えのきりょうすけ)准教授
主 催 自然科学研究機構生理学研究所、岡崎市、NPO法人脳の世紀推進会議
代表者 西尾亜希子
協 力 岡崎高校、岡崎東高校

開催趣旨

脳は、人間にとって非常に重要で自分の体の一部であるにも関わらず、普段は気にせず、直接見ることもなかなか無いため、脳や生理学について学ぶ機会は多くない。そこで一般の方々に生理学や脳のしくみを身近に感じてもらうため、毎年7~8月頃に、岡崎市保健所や近隣の高校と連携し、市民向け講座を行っている。今年度は、「体内時計と冬眠のひみつ」テーマとした講演を行ったほか、高校生のより積極的な参加を促すため、高校生によるブース展示も開催した。

体内時計と冬眠のひみつ

13:00~14:00 ■講演
タイトル:体内時計と冬眠のひみつ
講演者:榎木亮介 准教授 (生理学研究所 バイオフォトニクス研究部門)
場所:岡崎コンファレンスセンター 大隅ホール
14:00~15:30 ■ワークショップ開催
岡崎高校・岡崎北高校の生徒さんによるワークショップ

参加者数

170名

イベントの概要

生理学研究所の榎木亮介准教授が「体内時計と冬眠のひみつ」というタイトルで、生き物が、地球という環境に適応するために備えている驚きの能力と、そのしくみを紹介する講演を行った。聴衆は例年、小学生も多いため、画像をふんだんに使用し、分かりやすい説明を心掛けた。また、講演後には、岡崎高校・岡崎北高校生による科学工作ワークショップや岡崎市保健所による展示を行い、参加者の幅広い科学的興味に応えた。

▲ 講演
▲ 高校生による科学工作ワークショップ

参加者の反応

参加者のうち、約6割からアンケートの回答を得た。アンケート回答者のうち、参加者の年齢層は、約47%が20歳代以下という若年層であり、次いで多いのが40歳代であった。また満足度に関する回答では、講演については約89%が「大変良い」「良い」と回答しており、「不満」は0%であった。スライドが分かりやすく、講演が大変面白かったというコメントが多数寄せられた。高校生によるワークショップについても91%が「大変良い」「良い」と回答していたことから、大変満足度の高いイベントであったといえる。

開催者の総括

冬眠や概日リズムという、比較的身近な内容ではあるが、夏でも冬眠する動物がいる、など意外な内容も多く、アンケートも大変好評だったことから、参加者の科学的好奇心は十分に満たされたと考えられる。興味深い事例の紹介だけでなく、脳内メカニズムについても十分な解説があり、若年層に向けた脳科学の啓蒙に役立ったといえる。イベント当日は岡崎市内で別の大型イベントがあったため、参加者数の大幅減少が予想されたが、十分に参加者が集まり、会場は活気にあふれていた。毎年非常に人気の市民講座であるため、来年度も続けていきたいと考えている。