第5回 脳の世紀シンポジウム 1997

「脳の世紀」推進会議が訴え続けてきた脳科学研究の重要性は,多くの方々の賛同をえて,支持されるものとなりました.それは大きな力となり,現在,国家規模で脳科学研究を支援する体制が築かれつつあります.脳科学研究はさまざまな学問領域を越えて統合的に行なわれるべきものです.本シンポジウムは,多彩なアプローチによる脳科学分野の最先端の研究成果と問題点を皆さまに報告し,活発な議論を通じてさらに理解を深めていくことを目的に開催されます.これまで以上に多くの方々のご参加をお待ちしております.

日時 1997年9月22日(月)
会場 有楽町朝日ホール
〒100-0006 千代田区有楽町2-5-1
有楽町マリオン11F
主催 NPO法人脳の世紀推進会議
問い合わせ先 (株)クバプロ TEL 03-3283-1689
(株)けいはんな TEL 077-495-5111

入場は無料です.当日,会場までお越しください.
多くの方のご参加をお待ちしております.

プログラム

9:50~10:00 開会挨拶
10:00~10:50 特別講演
「複雑系としての脳」
米沢 富美子(慶應義塾大学理工学部)
司会 伊藤正男(脳の世紀推進会議代表)
10:50~12:10 脳を知る
  1. 「神経回路形成とカドヘリン」
    竹市雅俊(京都大学医学部)
  2. 「運動の制御と学習」
    彦坂興秀(順天堂大学医学部)
  3. 司会 丹治 順(東北大学医学部)
12:10~13:20 昼休み
13:20~14:40 脳を創る
  1. 「聴覚の情報分析と計算論」
    河原 英紀(ATR人間情報通信研究所)
  2. 「シリコンチップに脳機能を集積する」
    大見忠弘(東北大学工学部)
  3. 司会 塚田 稔(玉川大学工学部)
14:40~14:50 休憩
14:50~16:10 脳を守る
  1. 「うつ病の臨床と病態」
    樋口輝彦(昭和大学藤が丘病院)
  2. 「発達障害児のキュアーとケアー」
    竹下研三(鳥取大学脳研)
  3. 司会 大熊輝雄(国立精神・神経センター名誉総長)